(SS)心霊呪殺師　太郎丸 の通販

サターンのハイパープレミアムアクションゲーム。
発売元のタイムワーナーインタラクティブは
このソフトを最後に解散してしまい、
プレミア続出のトレジャーの開発者が関わっているという
噂もあり、サターン屈指のプレミアソフトに。

値段の高さに違わぬ出来のよさ。
他の多くのハイパープレミアゲームと同じく、
ハードの能力を最大限生かして
ゲームバランスが優れているのは○。

キャラクタは２Ｄ，背景、敵のボスは３Ｄ表示となっていて、
背景はサターンのポリゴンの荒さを感じさせない
素晴らしい出来栄え。
細かい部分まで緻密に作りこんでいて
視点変化が出来るという特徴を最大限に生かしていると思う。
グラフィックは最高峰。

ゲーム内容は
自動で敵を追尾する武器を使って
敵と戦うゲーム。
主人公はスライディングを駆使しない限りは動きが遅く、
自動で動く照準と防御、ジャンプ、スライディングで
敵と戦っていく。
風霧のようなキャラクタ自身が素早く動くゲームではない。

敵の配置や仕掛けは練られていて
次々に襲い掛かる中ボスや
使いまわしの無い仕掛けが満載。
道中は多少長いがダレることなく最後まで遊べる。

難易度は低い。フリーコンティニューなので
誰でもクリアー可能と思われる。
クリアー後にはランキングモードも搭載しているので
やり込み派も安心。

音楽や背景は純和風テイスト。
日本の妖怪やら幽霊といった雰囲気に
嫌悪感を示さなければ楽しめる。

面と面の間にブランクが存在しない。
ステージの最初には
「亥の刻」といったタイトルが出るものの
休む間もなくステージが進む。

読み込みは全く感じずに
ストレスが溜まらないのは素晴らしいのだが
ステージの区切りで一休みできれば
なおよかったかもしれない。

印象深いシーンが多数。
敵の子どもキャラが
「肉だ、肉が来たよ」という台詞を吐くのは
あまりにも有名。

プレミアに値するゲームで
希少価値は値段に値するビッグタイトルなのだが
純粋にアクションをプレイするには高いと思う。
コレクターなら間違いなく買いの逸品。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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