(FC)バッキーオヘア の通販

隠れた大傑作。

ファミコン最末期に
ひっそりと発売された
アメコミ調キャラクタによる
アクションゲーム。

私は、緑色のウサギみたいな
目の赤い妙なキャラクタの
イラストを見ただけで
プレイすら敬遠していた。

どう考えても「可愛い」とは
思えないキャラクタのゲームであって
ゲーム内容は一見海外ゲームっぽい
独特の雰囲気。

偏見丸出しで
軽くプレイしてみたのだが
無茶苦茶凝っていて面白い！

シーン１つ１つは
物凄く短いのだが
必要とされているアクションが
明確になっていて、
ごり押しは不可能。

きちんと求められたアクションをこなして
進んでいくタイプのゲームになっている。

演出は豊富で使い回しが殆ど無い。

コナミということで
「サラマンダ」に出てきた
プロミネンスや
「ぼくドラキュラくん」で使われた
ジェットコースターの仕掛けはあるが
それ以外はほとんど
このゲーム用に使われている演出で
とても効果的。

最終面の２重スクロールは
びっくりした。

大きいキャラクタが動き回り
多間接キャラクタが出てきたり
巨大な蛇が動いて足場を構成したり
とにかく豪快な仕掛けがたっぷり。

キャラクタ５人も個性的で
どのキャラクタも
一長一短。

攻略は楽しくいが難しい。
難易度はとても高く
高度なアクションを要求されることも
しばしば。

しかし、シーンが短いため
何とかなってしまう。
このさじ加減は見事。

無限コンティニューでパスワード制なので
何回でもトライ可能というのはうれしい。

ただ、パワーアップし損ねたキャラクタの
能力を使って
クリアーしなければならない場面では、
うまくパワーアップされていない
場合は先に進めず
はまってしまうこともある。
これは残念な点だ。

目的地がわかりにくい場面では
きちんと矢印が出るなど
ゲーム自体はとても親切だ。

ゲーム自体の演出が凝っているが
面と面の間のデモ画面は
いたってシンプル。
これはこれで◎。

（実際はトレジャー製ゲームではないが、
エンディングのスタッフロールを
見る限りではトレジャーの重鎮が多数
このゲームを作っているため
トレジャーで検索すると
結果が出るようにしました。）




文：中古ゲームジャパンてんちょー
(商品写真のところへ戻る)