(PCCD)はたらく★少女　てきぱきワーキンラブ の通販

サターンとプレステの争いが
プレステの勝利に終わりそうな雰囲気をかもし出していた
1997年に
突如ＰＣエンジンで発売されたゲーム。

ＰＣエンジン末期ということで
さすがにグラフィックはこなれている。

ムービーシーンは
ＰＣエンジン自体の制限で
静止画が多いのだが
演出の上手さで
今見てもそこそこ頑張っていると感じさせられる
出来の良いアニメーションになっている。

作者の竹本泉が関わるゲームは
全画面フルアニメーションで
ばりばり動くゲームばかりなのだが
静止画が多いＰＣエンジンでも
あまり見劣りは感じない。

ゆみみみっくすと比べても
発色が良く、メリハリのある色使いになっていて
好感が持てる。

ゲームシステムは
ときめきメモリアルタイプの
週ごとにスケジュールを決めていくゲーム。

パラメータを上げていき、
途中で発生する変な依頼をこなしていくゲーム。

パラメータは存在するのだが
いまいち存在意義がよくわからなかった。
依頼に成功すると
お金がもらえるのだが
お金をもらえるメリットもよくわからない。

育成部分は同じメニューであれば
同じデモが毎回流れるので
途中でかったるくなってしまう。
育成ゲーム全般に言えることだが
この育成部分の退屈さは何とかして欲しかった。

ときたま出てくる変な依頼は
ギャグが多く、マンガを見ているノリで楽しめる。
これは○。

仕事をしていると
資料にまぎれてマンガが出てきたりなど
独特ののほほんとした
雰囲気に溢れているのは○。

グラフィックが良くイベントの内容も素晴らしい、
惜しい作品だと思う。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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