(PS)タイムギャル＆忍者ハヤテ の通販

ＬＤゲームの名作２つの移植作品。
「タイムギャル」のほうは
プレミアのメガドラ版と比べても
さすがにＰＳだけあって画質に優れているのはもちろんのこと
細かいディップスイッチも功を奏し
製品としての完成度はＰＳ版に軍配が上がるのではないかと思う。

どうやら完全移植を目指しているようで
メガＣＤ版と同様に
ボタンの入力判定がシビア。
わかっていても押すタイミングが分からずに死亡、というパターンが多い。

主人公レイカのやられパターンが多く、
同じアニメーションでもセリフが違うといった凝りようは凄い。
１面１面は短いのだが
実に様々なシチュエーションのシーンが用意されていて
飽きないのは○。

難易度は高く、
何度もやってパターンを覚えないと
クリアはおぼつかないのではないかと思う。
ボタンの押すタイミングさえ掴んでしまえば
これほど簡単なゲームも珍しく、
あっという間にエンディングを迎える。

忍者ハヤテのほうは
本作とサターン版が家庭用で初出となる。
こちらはタイムギャルとは異なり
ムサいオヤジが主人公なので
タイムギャルよりもプレイする気になりづらいソフトなのだが
ゲームとしての完成度は
後発だけあって「忍者サスケ」のほうに軍配があがる。

入力判定が甘くなり、
見てから対処できるレベルになっていて遊びやすい。
こちらは難易度が低く、
ディップスイッチでプレイ人数を増やせば
初回クリアーも何とか可能なのではないかと思う。

両作品ともに画面に古臭さを感じてしまうが
これは元のＬＤゲームがリリースされた年を考えると
オリジナルソフトのアニメーションのレベルが
このくらいだったと考えるのが自然なのだと思う。
むしろ、１９８４年くらいで
この画像を実現していたのが驚異的で
ＬＤゲームは
画質的には時代の数歩先を進んでいたんだなあと思った。

各ゲームでディスクが異なるので
違うほうのゲームを遊ぼうとすると
ディスクを取り替える必要があるのがやや面倒くさい。

出荷数が少ないプレミアソフトであり、
たまに遊んでみたくなるソフトなので
手に入れたら手放す人が少ないのも納得。
当時のタイトーのマスコット的存在であった
レイカのファンなら揃えておきたい作品。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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