(SFC)鋼ーＨＡＧＡＮＥ－ の通販

ＳＦＣ末期にハドソンより発売された
忍者アクション。
出来は非常に良好。

主人公の繰り出す技の種類は多く、派手なものが多い。
飛び道具の数に制限はあるが
敵がどんどんアイテムを出すので
弾切れは殆ど気にならない。

最大の特徴は
前転を２回繰り返してから攻撃ボタンを押すと
ボスですら１撃の元に葬り去ることが可能なほど
威力の高い攻撃を行うことも可能なこと。

出現と同時に必殺技で倒すのは壮快。
この仕様により、
普通にボスと戦う難易度と
必殺技で倒してしまう難易度には
かなりの差が生じてしまうのだが
個人的にはこのシステムこそが
「鋼」を名作として扱う人が多い最大の理由だと思う。

面のバリエーションが豊富。
１面は４～５つにシーンに分かれていて
全５面あるのだが
使いまわしの面は存在しない。

巨大な蟲が地面から飛び出してくるような面もあれば
「超魔界村」のように
画面中が回転する中を
乗り物に乗って進むような面も存在する。
シューティングのような面も存在。
全編スピード感に溢れ
バリエーションが豊富なので
楽しくプレイすることが可能。

難易度は非常に高い。
一旦ゲームオーバーになると
その面の最初からやり直しになる。
各シーンの難易度が高いのに
面の最初からやり直し、ということになると
やる気をそがれる可能性もある。

難易度設定というものは存在しない
非常に硬派なゲーム。

その代わり、覚えゲーでもあるので
一旦クリアーしてしまえば
後日プレイしても
それほど苦を感じずにプレイすることが可能。

一度クリアーしてしまえば飽きてしまいがちな
覚えゲーなのだが
このゲームは
難易度がさらに高まった２周目まで用意されている。
この２周目は
敵の防御力が高まっただけなのだが
非常に難しく感じられる。

アクションゲーム好きにとっては
たまらない逸品。

この時代のアクションゲームといえば
トレジャー製作のメガドラゲームに
良作が多いのだが
この「鋼」もメガドラの良質アクションに
引けを取らない名作だと思う。

ＳＦＣ末期発売であるため
いまいち世の中に広まらなかったのが残念。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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