(SFC)スーパータリカン の通販

メトロイドやスーパーマリオなど
日本製ゲームの影響を大きく受けたと思われる
洋ゲーの日本版。
洋ゲー独特の突きはなされた感覚は殆ど無く、
日本製ゲームのような
敵の配置・面構成の緻密さを持った稀有なソフトだと思う。

転がって爆弾を撒く動作は
メトロイドを思い起こさせて微笑ましい。
一瞬、ソニックかと思ったのだが
爆弾を撒く動作でメトロイドに影響を受けたと確信。

スーファミは動きがもっさりとした
アクションが多いのだが
スーパータリカンは
きびきびとした動作で非常に操作しやすい。
ＳＦＣだけにグラフィックも美麗。
洋ゲー独特の色使いのキツさは微妙に感じるものの
これが日本製ゲームといっても
違和感を感じないような出来栄え。
他の洋ゲーと比べると日本製ゲームらしい味付けが
されているのがよくわかると思う。

面構成は長めでややダレやすいのが残念。
このゲームは遊び方によって
ゲームの進行速度もプレイ方法も大きく
変わるソフトとなっていて
上手い人のプレイは
見ているだけでも楽しい。

私はしゃがみの転がり移動は
殆ど使用しなかったのだが
こればかり使って速攻でクリアすることも
可能なようだ。

面は１本道ではないのだが
路頭に迷うような構造になっていないのが○。
この時代の洋ゲーは
広大でどこへ行けばよいのかが
全く分からないようなゲームが多いのだが
スーパータリカンは非常に親切な作り、
なおかつプレイヤーに選択の余地を残すという
作りこみを実現している。

「ソニック」が広大な面構成ながら
ほぼ迷わない構造になっているのに
近い印象。

面の仕掛けも凝っている。
長めの面構成なのだが
同じ背景の繰り返し、といった
使いまわしの要素が殆ど無く、
ジェットコースターのように
色々なシチュエーションが次々に登場、
プレイヤーのアドレナリンが高くなる仕掛けが施されて
大いに盛り上がる。

洋ゲーということで高難易度を期待していたのだが
意外にも洋ゲーとしては難易度は低め。
とはいえ、日本製ゲームの標準の難易度より
やや難しいといったところなので
簡単すぎることはない。

この時代の洋ゲーは
操作性が悪い、
グラフィックがどぎつい、
何をやってよいかがわからないという印象があるのだが
スーパータリカンは上記
洋ゲーにありがちな不満点がほぼ存在せず、
日本製ゲームと同様に遊べるのが素晴らしい。

アクションゲームが不作といわれるＳＦＣにおいては
高レベルのアクションゲームだと思う。
メガドライブに「メガタリカン」というものがあるらしいのだが
日本未発売ソフトなので
実質このソフトのみが日本で遊べるタリカンということになる。
このメーカー「ファクター５」は
ＳＦＣ史上最強クラスのプレミアソフトである
「レンダリングレンジャーＲ２」を作った凄いメーカーなので、
技術力の高さにもうなずけるのではないかと思う。




文：中古ゲームジャパンてんちょー
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