間違った解釈の西部劇といった印象。
変な演出で笑いを誘うゲームで
演出は独特のものがある。

銃と剣を使う３Ｄアクションゲームで
デビルメイクライに似たシステム。

基本的には笑いを追及しており
セリフと声が全く違ったり
敵のデザインも
おかしなものばかりで
見た目にはＢ級作品の香りが全開。

ゲーム内容はしっかり練られていて
非常に丁寧な説明には好感。
また、ＰＳ末期作品だけあって
グラフィックは良質、音楽も出来が良い。

操作性は残念な出来。
カクカクとしか動かない印象で
思い通りに動かないために
ダメージを食らう局面が意外に多い。
フル３Ｄゲームの黎明期ということもあり
カメラワークもスムーズではない。
この時期の３Ｄゲームは
カメラワークに難のあるゲームが多かったために
目を瞑るべきかもしれない。

ゲーム内容は
面数が少ないながらも
非常に充実した内容を誇っていて
各面、熱中して遊べるように仕上がっている。

ストーリーが魅力的なのと
各面のギミックが独特で
全く飽きさせない作りであることに感動。

全体的なゲームの出来は
秀作に値するのではないかと思う。
後に、出荷数が少ないためにプレミア化するのだが
プレミアソフトに相応しい出来だと思う。

操作性にやや難があり、カメラワークも拙いような
印象があるのだが
それを帳消しにしてあまりある怒涛の演出と
ギミックの豊富さ、テンポの良さが魅力。
ライジングザンがシリーズ化されず、１作品のみで
終わってしまったのが悔やまれる。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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