(DS)桃太郎電鉄20周年 の通販

桃鉄自体はＰＣエンジンの「スーパー桃太郎電鉄２」が完成形であり、
その後は細かなイベントの追加や
戦闘バランスの調整、駅が追加されたバージョンだと考えているのだが
今回の桃鉄20周年は
そのバランス調整が究極のレベルに達した
名作中の名作と言ってよいと思う。

イベントが非常に多く、30年遊んでも飽きることは無いと思う。
毎回毎回、思わぬイベントで一喜一憂できる。
カードの種類が非常に多く、攻撃的なカードも多種多様のため、
人間同士の戦いだとプレイ後に険悪になる可能性すらある。

画面は基本２Ｄ。ＰＣエンジン版から完成されたデザインなので
今見ても全く見劣りしない。

音楽は新規作成の音楽もあるが、ほぼシリーズで使われている
おなじみの曲が多いので
違和感なくプレイが可能。

貧乏神のパワーアップ版である
ハリケーンボンビーやキングボンビーは超強力になっている。

桃鉄は1位と2位に大差がつきやすく、
ＰＣエンジン版はキングボンビーといえども
年数が経過すればその差は全く埋まらないゲームバランスだったのが
今回はいとも簡単に差が縮まる。

私は99年プレイで、途中で圧倒的な大差がついた状態で
わざとキングボンビーをつけていたのだが
逆転されてしまい、その後、再逆転ならずに負けてしまった。

貧乏神をつけない、目的地に早く到着するといった
桃鉄の基本を守らないと逆転されることが多いバランスとなり
全くだれることなく遊ぶことが可能となったのは〇。

ニンテンドースイッチの令和版といった最新作ももちろんよいが
ＤＳの20周年も完成形となっており
桃鉄シリーズは本当にどれも質が高い。
マイナーチェンジの繰り返しという悪い言い方もできるのだが
持っているハードに合わせて購入するのがよいのではないかと思う。

日本を扱ったDS版桃鉄には
桃太郎電鉄TOKYO&JAPANがあるが、こちらは
携帯電話版の移植ということで
プレイ人数が３人、カードやイベントが縮小と
GBA版をパワーダウンさせた内容でお勧めできない。

ＤＳ版の最終作品は桃鉄ＷＯＲＬＤだが
こちらは世界編のため、
日本の地図でＤＳ版を遊ぶのであれば20周年１択だと思う。




文：中古ゲームジャパンてんちょー
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