ファミコンで出た最初のいたスト。
店を買い、次にとまった人から金を奪うというのが基本ルール。
基本的にはサイコロの出目と
購入＆売却のタイミングのみが勝敗を決定する。
特に、他人の高額物件に止まってしまうと
そこで勝敗の流れが決まってしまうことがあるので
サイコロの出目が非常に重要になっている。

所持金の差がいったん開いてしまうと
挽回はかなり難しい。
しかも、金を持っているほうは
物件購入、無茶な増資など
やりたい放題できてしまうので
やりかたによっては
友人を無くしかねないような酷い仕打ちも可能。

ファミコン版の初代とはいえ
このいたストのシステムは完成されていて
コンピュータ戦といえども
大負けしてしまうとかなり腹が立つ。
それだけ完成されたソフトということも出来る。

グラフィックは
ファミコンにしては見やすい。

数字とアイコンが並ぶだけの
ボードゲーム画面は
一見すると見栄えが悪いが
いったん見方を覚えてしまうと
シンプルなだけに逆に見やすい画面。

音楽も○。
個人的には競売の音楽が気に入っている。

コンピュータ戦では
キャラクタが細かいしぐさで
コメントを出してくる。
いたストに限っては
毎回同じせりふが出てきても
うざったいとは感じない。

台詞が的確なので
同じ台詞が表示されてもかなり苛立つこともある。
高額物件に止まって
大量のお金をなくした後に
「ありがとう、このお金は大切に使うわ」
などと言われたりする。

マップは５つなのだが
全て練りこまれたマップで
対戦用としても重宝するまっぷばかりなのが○。

ファミコンといえども
今でも十分に遊べてしまう１作。
１ターンごとに自動セーブというのも○。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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