(PCCD)ホークＦ１２３ の通販

このゲームは辛い。

オープニングの曲はノリが良いのだが
音楽の雰囲気と画面が
まんま「トップガン」で、
音楽など「トップガン」のテーマソングの
デンジャーゾーンのイントロを使いまわしたような
曲となっている。これはまずい。

ゲーム内容は、
横画面のため細長い戦闘機の自機を操るのだが
敵戦闘機等が
全体的に硬く、爽快感の無い戦闘を強いられる。

弾はやや見づらく、
パワーアップしても見た目には
あまり変わらないので
地味な印象を受けてしまう。

敵のヘリコプターが固く、
敵戦闘機よりもヘリのほうが数段強いという
設定が謎だ。

ボスまでの道のりは
同じ背景のループの中を
敵が一定のパターンで襲ってくるというもので
工夫があまり見られない。

ボスも工夫が無く、固めの雑魚といった感じだ。
アイテムで、一定時間無敵になる
バリアーがあるのだが、
このバリアーを温存しておいて
ボス戦でバリアーを使って敵ボスに突っ込むと
一瞬で倒せてしまう。これは×。

普通に戦うと敵のボスの固さのために
結構苦戦するのだがアイテムひとつで
全くゲーム性が変わってしまうのは
作りこみが足りないと思ってしまう。

ゲームクリアー時は、戦闘機が飛び立つ
一瞬のデモを見せるために読み込みが入るのだが
この演出は不要だった。
せめて、ボス戦前に読み込んでも良いので
メリハリのあるボス戦を楽しみたかった。

難易度は高く、爽快感が少なく、テンポも遅いので
あまりプレイしていて気持ちのよくないシューティングに
なってしまっている。


リアル路線を追求したような
グラフィックになっているが
武器がレーザー、バリアなど
架空のものになっていてどうも中途半端な印象を受けてしまう。

クソゲーといえるくらいの出来が悪すぎるわけでもなく、
そこそこ遊べてしまう。その意味ではクソゲーを
見てみたい、というユーザーにも失望を与えてしまうこと
請け合い。

あらゆる人にあまりお勧めできず、
かといって拒絶するほどの出来のよさ（悪さ）でもないという
困った作品だ。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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