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独特なシステムのゲーム作りで一部に熱狂的な支持を受けている
ラブデリックが開発。（名義はスキップとなっている）
任天堂監修ということで
ダレでも遊べるチューニングが施された良作に仕上がった。

見た目、ゲーム内容は
ストーリー性のあるどうぶつの森といった感じ。
大人式というイベントに寝坊した罰で
一定額の金を貯めるというのが大まかなストーリー。
どうぶつの森も借金返済が大きなテーマなので
どうぶつの森が好きであれば違和感無く遊べるのではないかと思う。

本作品は移動すると体力が減り、
夜になると眠くなってしまうので
最初は移動距離が短く、思うように行動できずイライラしてしまう。
本作品を積みゲーとしてしまう主な理由として
序盤の難易度が高めであることがあげられると思う。

序盤はシステム説明のためのイベントが多いため
ややダレ気味になってしまうのだが
この序盤を突破すると
とたんに面白くなってくる。

ストーリーが秀逸で、
基本的に子供向けの内容ながら
中盤で思わず涙してしまうような感動のストーリーが盛り込まれていたりする。

人物は漫画のように描かれているのだが
単純な描写が逆にゲームのストーリーに没頭させる要素となっていて
楽しい村の人々とふれあうために
ついつい電源を入れたくなってしまう。

エンディングが近いことをうすうす感じる
最後のほうになると
愛らしい村のキャラクタと別れなければならないことに
寂しさを感じてしまうほど感情移入してしまう。

Ｌ．Ｏ。ＬやＵＦＯ、ＭＯＯＮといったソフトと比べると
独特の味が薄く、任天堂の安定ソフトといった趣のソフトに
仕上がってしまったのがやや残念なのだが
本作品独特の仕様や
ラジオから流れるインディーズ系の楽曲は
ラブデリック作品らしい独特の味が感じられる。

任天堂ソフトとしては
かなりシステム的なチャレンジが多いソフトであり
高レベルに仕上がった作品でもあるので
ラブデリック系ゲームが好きな人はもちろん
どうぶつの森のような
ほんわかしたゲームが好き、という人にも
安心してオススメしたい作品。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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