同じアルファドリーム＆任天堂から発売された
マリオ＆ルイージRPGの原型ともいえる作品。

攻撃方法に
ミニゲーム方式のギミックを使い、
成功・失敗により攻撃力が変わるという
独特のシステムを採用。

使用するギミックによって
ミニゲームの内容が異なり、
攻撃力も異なるという凝った作りになっている。

このシステムのおかげで、
退屈になりがちな戦闘も
楽しいものとなり、
ゲーム時間の大部分を戦闘に費やすRPGにしては
飽きずに最後まで楽しく遊ぶことが出来た。

子供向きのゲーム内容になっていて
シナリオも子供向けで浅い。
ゲーム部分はかなりの作りこみなので
シナリオ重視の人にはオススメできないのだが
ゲームとして楽しいものを求めている人には
安心してオススメしたい逸品。

簡単なミニゲームは成功しても攻撃力が低く設定されるなど
ゲームバランスは秀逸。
簡単なミニゲームしか出来ないという人のために、
ギミック自体のパワーアップも可能だったり、
ミニゲームの難易度を調整したりすることも可能。

難易度最高の攻撃を１度でもクリアできたら
ご褒美をいただけるなど
色々なギミックを使わせる工夫にもぬかりが無い。

フィールド画面も
パズル的要素のある場面があったりするなど
凝りに凝っていて
全く飽きさせない作り。

飽きたと思うころには
全く違う展開を見せるなど
楽しませるという１点においては
かなり秀逸な作り。
説明も丁寧で
次に何をやればよいのか
途方に暮れることも少ない。
ここらへんの作りこみの高さは
さすが任天堂発売のソフトというだけのことは
あると思う。

クリアーするための難易度は低い。
途中でパズル要素のある面を
いくつもこなしたり、
謎解きを行わなければならないのだが
それらもヒントや救済措置が多く、
頑張ればクリアー可能。
秀逸なのが
実際には難易度がそれほど高いわけではないのに
クリアーしたら
かなりの達成感を感じさせてもらえること。
これは不思議。

やり込み要素という意味では
やや物足りない面もあるのだが
単純にプレイしてクリアするのであれば
かなり楽しめる逸品。

全く新規の作品のために知名度が低く
それほど流通していないのだが
実は任天堂クオリティ、
後発のマリオ＆ルイージRPGに全く
引けをとらない完成度の逸品。
間違いなくオススメの隠れた大傑作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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