洋ゲーの移植。
洋ゲーではあるが、丁寧な作りに好感が持てる。
ジェームスポンドという名前だが
００７のパクリというわけではなく、
マリオタイプのアクションゲームとなっている。

マリオ６４のように
１つの城の中が舞台となっていて
それぞれの部屋に入ると
ステージが始まる仕組みとなっている。
１４ステージの中にいくつも面があるので
ボリュームは膨大。
それにしては、バックアップがついていないのが×。

難易度はそれほど高くない。
メガドラなので２重スクロール、きびきびとした
アクションが特徴。
画面は同時代のスーファミのゲームと比べると
色数が少ないので画質は劣るのだが
錯視を利用した立体感のある背景を描いているなど
ハードの制限内でできるかぎりのことをやろうとしている。

このゲームはどこまでものびる体が特徴。
上のほうを見渡したり、
上の足場につかまったりすることが可能。

これを利用しなければ先に進めない場面が多い。
画面上に何も目印が無く、
身体を伸ばすことを思いつかなければ
先に進めないのは×。

攻略サイトが極端に少ないので
気付かなければ先に進めないのは辛い。

コンティニューが２と少なく、
全てクリアーするためには
何度もやり直しをすることになると思う。

この時代のメガドライブ用アクションとしては珍しく
スピード感は殆ど無いのは○。
操作感が良いので
ゲーム中はストレス無く遊ぶことが出来る。

メガドライブの洋ゲーの殆どは
ハズレソフトなのだが
このゲームは洋ゲー輸入作品の中では
最高品質のソフトの１つに
数えても良いかもしれない。

ステージ中にもっとヒントが欲しかった
気もするのだが・・・


文：中古ゲームジャパンてんちょー
在庫状況を確認