ファミコン初期の横シューティング。
このゲームは
燃料システムと
逆方向スクロールが可能なこと、
ワープ可能なことと
ロボットに変形が可能なことが特徴。

これだけ書くと
かなりいろいろなことが出来そうな感じをうけるが
全体的な出来がイマイチで
せっかくのシステムが生かしきれていない。

逆方向にスクロールし、
画面の前の方にいくとスクロールスピードがアップする。
これは
「魔法大作戦」のシステムの原型ともいうべきで
先進的なシステム。飛んでいるだけで
燃料が少なくなっていくので
このシステムは○。
障害物が多い洞窟も存在するので
ただ前のほうにいればよいというわけでは無く
それなりに戦略性があるシステム。

パーツを取るとロボットに変形できるのだが
このゲームでは
ロボット状態になる意味が無い。
スクロールスピードが極端に遅くなり
敵の攻撃を集中して受けることになってしまう。

敵の配置は練られておらず、
ただ決められた順番に敵が登場するだけになってしまっている。

ある程度進むと
敵がヤケクソに弾を撃ってくるので
クリアーは難しい。

ワープシステムは
スクロールして進んだほうが効率的なことと
ワープ先が洞窟でいきなり死ぬ場合があるので
活用すべき場面が殆ど無いのが残念。

画期的なアイディアが
消化不良のまま商品化されてしまった
残念な作品。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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