凝ったロボットアクションシューティング。
キャラクタは大きく、演出が細かい。
銃を撃つと薬きょうが飛び出し
撃った場所が崩れる。
なんでもない地面も傷つき、
主人公の射撃は上下に打ち分け可能。

キャラクタが大きいので
やや大味なアクションゲームになってしまっているのが
残念だが出来は良い。

操作性はやや重く、
重厚なロボットを扱っている感覚が
うまく出ていると思う。

ゲーム中に会話が多く、
物語をうまく演出していると思う。

ミッションに失敗しても先に進むことが出来るが
エンディングが変わってしまうなど
腕によって展開が変わっていくのも○。

難易度は高く、同社のメガドライブ用アクション
重装機兵レイノスと比べても
やや易しくなった程度で
初期クレジット数だけでクリアーするのは困難。

レイノスと異なり
最初に装備を選べなくなったのは残念。

また、プレイ時の装備によっては
時間制限のあるボスを倒すことが不可能で
クリアー不能状態に陥ることがあるのは×。

たとえば、充分な装備をしていない状態では
高射砲とボスが現れる場面では
高射砲を全滅させることが出来ず
必ずゲームオーバーになってしまう。
コンティニューしても
高射砲の場面からやり直しで
パワーアップの機会が与えられない。これは×。

今回の作品はアイテムで体力を回復させるシステムになったので
マップを把握しておくことが必要。

クリアーするまでに結構時間がかかるアクションゲームに
なっている。
じっくりと遊ぶ時間のある
本格アクションゲームを求める人にはお勧め。

この手のシューティングが乏しいスーパーファミコンの中では
間違いなくトップクラスに入る作品だと思う。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
在庫状況を確認