海外ゲームの移植作品。
英字が氾濫しているので
不親切な印象を受けるが
実際は日本製ゲームよりも親切設計で
自由度の高い名作。

無敵、イージーターゲット、敵の動きから
弾数まで
様々な項目が
いつでも変更可能。

しかも、視点も
よくあるコックピット、座席、背後からの３種類に加えて
自機の周りを３６０度回転するカメラ、
一番近くを飛んでいる敵からの視点に切り替えることも可能。

難易度を低く設定すれば
誰でもクリアー可能な出来栄え。

ミッションは
離陸、空中戦、地上物破壊、
空母着陸、地上への着陸となっていて
空母や地上の着陸については
ある程度雑に扱っても
着陸、着艦したことにしてくれる親切設計。

そのときに表示される画像がシュールなので
クリアー時の映像を
いかにして変にするか、という
遊び方も可能。

ミッションは
イラク、北朝鮮、ロシア、ＵＳＡの４つ。
ロシアミッションの最後には
ゴルバチョフのような人物も出てくる。
上記４つの国のミッションが設定されているのは
発売された時期を考えると興味深い。

メガドライブなので
さすがにポリゴン数は少ないが
日光に向かって飛ぶと
画面全体が明るくなったり
急降下すると画面が暗くなるなど
細かい演出がされている。

地上から飛び立たずに戦車と地上戦を繰り広げたり
操作できる誘導ミサイルを自分に当ててみたりと
いつもと違う遊び方が可能。

画面はチープだが
遊びが豊富なので今遊んでも結構楽しめてしまう作品。
海外ゲーは
不親切なゲームばかりと思っている人に特にお勧めしたい。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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