同名映画を元にしたシューティングゲーム。
セガ開発。

ムービーが多く、シューティングでは珍しい２枚組。
ムービーの間にシューティングが入っている感覚で
マクロス自体が好きな人にはとっつきの良い内容だ。

ホーミングミサイルが強く、
ショットを打ちながら
ホーミングを撃つことが可能で
弾数制限もない。
ショットを打ちながら
ホーミングを撃って
要所要所で回避用ボムを使えば
どの面も比較的楽にクリアー可能。
難易度は低め。

キャラクタゲームの宿命か、
自機が大きく描かれていて
あたり判定はデカイ。
マクロス特有の３段階の変形があるが、
ロボット形態だと
横シューティングなのに
縦に広いあたり判定となり
非常にやりづらくなる。

武器はどの形態でも変わらないため
飛行形態のみでプレイすれば間違いは無い。
但し、地面に擦るとダメージを受けるので
場所によっては注意が必要なのだが。

キャラクタはドットが荒い。
自機が大きいのは良いのだが
ドットが荒く、今見ると辛いものがある。

中途半端な３Ｄ演出で
画面奥からの敵の攻撃は
やや避けづらい。

また、あたり判定がある敵なのか、
奥にいる敵なのかの
区別がつきにくく、
思わぬところで体当たり、という
オチになりがち。

面は短い。
敵の攻撃のダメージは大きく、
連続してダメージを受けるので
一瞬で致命的ダメージを受ける場合もある。
基本的には簡単なゲームなので、
この「一瞬で大ダメージ」を受けることに注意し、
危ない場所ではボムを使うことを
心がけることが大切だ。

各面のステージの演出は
やや凝っている。
上空に飛び上がったり、
町が攻撃をうけて破壊されていたり、
敵同士が戦っていたりなど
映画に沿ったと思われる展開を
うまくゲーム中に取り込んだ形だ。

地形が垂直になり、
縦スクロールになる演出などは
秀逸だと思う。

最終面では「愛・おぼえていますか」の
歌が流れる。この演出は◎。

ストーリーを楽しませるために
スパイスとしてシューティングを用いた、
そんなファンアイテムになっている。

短い時間でクリアー可能な簡単なゲームで
しかも無茶苦茶安く出回っているので
マクロスが好きな人は買っても良い１作に仕上がっている。

歯ごたえのある
良質シューティングを求める人はスルーしてもよいと思う。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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