(SFC)ザ・ファイヤーメン の通販

「セプテントリオン」の大ヒットを受けて
ＳＦＣで展開された
パニックゲームシリーズの第２弾。

消防士となり炎を消して
人々を救助するゲーム。

消防士ゲームといえば
メガＣＤの伝説の怒られゲーである
「ファーレンハイト」や
セガサターンの「バーニングレンジャー」といった
シリアス系ゲームを思い浮かべてしまうが
本作はコミカルタッチで描かれていて
パニックゲームの名の割には
緊迫感をあまり感じずに気軽にプレイできる。

プレイヤーはリーダーのビートを操る。
ストーリーで行くべき場所を指示してもらえｌ、
さらにほぼ１本道のルートを進むことになるので
この手のゲームにありがちな
次に行くべき場所が分からない状態にはならない。

ボスキャラの一部に
暴走した機械がある程度で
敵は殆ど火となる。

サポート役のビートが非常に優秀で
どんどん火を消して
ドアを開けてくれるのが○。

プレイヤーの腕前が低い場合、
ビートの賢い動きに助けられることが多いのでは
ないかと思う。
次に行くべき場所も
ビートのおかげでわかりやすいのも○。

但し、後半面になると
ビートが空けたドアからバックドラフトが起こり
大ダメージを食らってしまう事態が出てくるので
ビートの動向に目を向ける必要がある。
ここら辺もゲームの難易度が自然に上がるように
調整されている印象で好印象。

ゲーム画面は上から見た２Ｄ画面。
火事が起こっているビルがメインステージなので
全体的に赤っぽい画面となっているのだが
画面は非常に見やすい。
メガドラと比べて色数が多いスーファミの強みが
生かされていると思う。

ストーリー性も高く、
面ごとにどんどん緊迫してくるストーリーは
見ていて楽しい。
台詞回しも工夫されており
全体のストーリーの流れを損なうことなく
次にやるべきことがわかるようになっている。

丁寧な作りで
題材とは裏腹にコミカルタッチの良作。
パニックゲームを称しているが
絶望感や緊迫感はやや薄い。
セプテントリオンのような緊迫感、絶望感を
期待してしまうと
このコミカルタッチに唖然とするかもしれない。
２Ｄアクションの傑作を求めている人にはオススメ。
ＳＦＣアクションの良作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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