(GBA)国内本体動作可　海外版ジェットセットラジオ の通販

キャラクタのみポリゴン表示、
クォータービューでマップを再現という意欲作。
ドリームキャストからＧＢＡへの
無茶な移植を行ったゲームの１つなのだが
ゲーム性だけで考えると
感動を覚えるくらいにジェットセットラジオをうまく再現していると思う。

最初にプレイしたときは
クォータービューの２Ｄマップと
独特の操作性に戸惑い、思わずクソゲー判定してしまいそうに
なったのだが実際は名作だった。

ジェットセットラジオ独特の
グラインドのスピード感は○。

グラフィティを書いているときに
敵が迫ってくるときの焦る感覚が
ＤＣ版をうまく再現していることに気づいて感動。

キャラクタが小さくいために
右に曲がるにはどっちの方向キーを押せばよいのかが
混乱するといった
操作性の問題はあるものの
慣れてしまえば
ＤＣ版同様の楽しさが味わえる。

ＧＢＡ版だけに
ボーカル部分は削られているものの
曲自体の再現度は驚くほど高い。

ＤＣ版の名曲がＧＢＡでも聴けることに感動。

さらに、本作品は
日本の無印版ではなく、海外版をベースにしているので
グラインドシティも再現されている。

ＤＣ版のステージ数＋アルファのボリュームがあり
やり応えは充分。

キャラクタのポリゴンによる動きも良好。
驚くのが
２Ｄによるマップでも
きちんとグラインドのコンボを再現しているということで
屋根から屋根、
地面から電線といったコンボが
ＧＢＡ版でもうまく繋がるのが凄い。

建物の裏に入ってしまうと
１方向からの表示であるために
やや見づらい構図になってしまうことがあるものの
そういう問題も最小限に食い止められているようで
案外２Ｄ表示による不自由は少なかったように思う。

グラフィティを自作する機能も
備わっていていて好感。
とはいえ、ＧＢＡであるため
画面が細かく
グラフィティ制作は厳しい。

見た目が違いすぎるのと
独特の操作に最初に戸惑うことが考えられるのだが
それさえ克服してしまえば
かなり良好な作品だと思う。

たまに引っ張り出して遊びたくなる名作。
日本未発売なので出回り数は少なく
見つけたら買いのレベル。
プレミア価格に相応しい傑作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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