(SS)フラッシュセガサターン２７ の通販

既にPSに圧倒的な大差を付けられたサターンが
ドリームキャスト発表前の最後の攻勢ともいうべき
怒涛のラインナップを展開した
１９９８年４月～５月発売ソフトの店頭デモ。

実際、このソフトラインナップが発売された月においては
PSよりも発売本数が多い週が現れるなど
サターンの最後の攻勢といって良いような
怒涛のラインナップだと思う。

プレミアソフト「くっつけっと」は
サターン末期だけあって
見せ方が上手く、サターンのポリゴン能力の貧弱さを余り感じさせない
素晴らしい出来栄えに仕上がっている。

好きなキャラクタを作って
シミュレーションゲーム風のバトルを繰り広げるというものなのだが
発売が「サンダーフォースV」を発売した
テクノソフトということで値段が高騰した。
ゲームそのものについては
プレミアがつくほどの出来には見えないのが残念。

少女革命ウテナは
ファンなら本編ソフトへの期待が高まるような出来栄え。

サクラ大戦２は
１話の予告が流れるだけの簡素なものなのだが
サクラ大戦２が発売されるという告知だけでも
相当な効果があるのではないかと思う。

ギレンの野望のデモは秀逸で
店頭デモ用に作られた映像は収集の価値はあると思う。
シャイニングフォース３は
サターン特有の画像の荒さを感じさせるものの、
多彩なイベントが収録されていて
シリーズのファンなら期待が持てそうな出来に仕上がっている。

ヴァンパイアセイヴァーは
ムービーの質が荒いのだが
ゲームそのものは
まさにアーケードそのまんまといった感じで
完成度の高さを確信できるような出来栄え。

スパロボ完結篇は
ヒットを約束されたソフトという印象で
楽しさが全面に押し出されている。

これらの強力なラインナップを登場させたにも関わらず、
数ヵ月後にはドリームキャストを発表し
サターンが負けハードであるかのような印象を
持たせるCMを打つなどして
サターンの寿命を大幅に縮めてしまったのは残念。

サターンが最後の力を振り絞った
最後の怒涛のラインナップの体験版。
サターンのファンであれば持っておきたい１本。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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