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セガ版「ゼルダの伝説」ともいうべきソフト。
ゼルダの伝説を徹底的に研究しているようで
草刈り、剣飛ばしなどゼルダを彷彿とさせるような
内容になっている。

ゼルダの伝説と違う点は
仲間になる動物の能力を使って
ダンジョンをクリアーしていくという点で
ゼルダの「アイテム」が
このゲームでは「動物」に置き換わっている。

音楽は素晴らしい出来栄え。
心にしみる良い音楽が揃っていると思う。

グラフィックは丁寧に書き込まれていて
メガドライブの貧弱な色数ながら
美麗なグラフィックを実現している。
2重スクロール可能なメガドライブの特性を生かした
演出が随所に見られるのは○。

ボス戦のグラフィックは必見。
一瞬ポリゴンで描かれているのかと
錯覚してしまうような演出、
多関節キャラなど見所は多い。
また、ボス戦は適度な手ごたえがあり
ゲームとしても面白い。

但し、全体的な
ゲームバランスは今一歩。

謎解きは「ゼルダ」を髣髴とさせる
素晴らしいものも含まれているのだが
ゼルダのような「解いたときの爽快感」が薄い。

「ゼルダ」は謎解きの鍵となるような
ヒントがちりばめられているのだが
このゲームはそのヒントがない。

ジャンプすると床が抜けてボスのところへ
辿り着くしかけがあるのだが、
目印も何も無く、普通にプレイすると
全く手詰まりになってしまう。

私は運良くジャンプして
先に進めたのだが
先に進んでも「なんでボス戦がはじまっちゃうの」
といった疑問が先にきてしまった。

下手をするとここで
ハマッてしまうのではないかという
謎解きが複数あるのは×。

ストーリーは
このゲーム独特の味があって○。

アクション部分の難易度は低く、
謎解きさえ解ければ
誰でもクリアー可能なレベル。

ゼルダには今一歩及ばなかったが
アクションＲＰＧとしてみると
一部の謎解き以外を除外すれば
良く出来ていると思う。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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