(DC)ドリームキャストエクスプレスＶＯＬ１ の通販

ドリームキャストのファン向けのCD-ROMマガジン。
サターンにも「ゲームウェア」があったが
こちらは会員のみに配られるCDということで
内容に気合が入っている。
VOL１の内容は
シェンムー発表会の動画、
湯川専務のプロモーションビデオのメイキング動画、
ブルースティンガーの動画、
体験版として
ポップンミュージック、
エアロダンシング、
バギーヒートがある。

発売前ソフトのムービーとしては
発売されずに終わった「ガイストフォース」なるシューティングと
ガメラドリームバトル、
マーブルVSカプコン、
サイキックフォース２０１２、
ぷよぷよーん、

プレゼントコーナーのムービーも。

シェンムー発表会ムービーは秀逸。
テレビのドキュメンタリー番組並みのクオリティで
思わずシェンムーを引っ張り出したくなる。
実作品以上の魅力を伝えており
編集しだいで
ソフトが面白く感じられるものなのだと実感。
シェンムーの製作のこだわりを
ここまで説明されると
買いたくなってしまう。
もし、この会場でシェンムーが先行発売されていたら
完売していたのではないかと思う。

湯川専務プロモーションムービーも秀逸。
秋元康が関わっている本格的なもので、
プロモーションビデオも見ごたえがある。
テレビ番組に関わる人が手を加えると
ここまで魅力的に見えるのかと思った。
よくあるゲーム会社の独りよがりな
ムービーとは質が違うと思う。
ドリームキャストエクスプレスのみの配布というのが
非常にもったいない。

ブルースティンガーの動画も
よく編集されており、
ゲームが面白そうに感じてしまう。
現時点ではブルースティンガーは未体験だが
いまだと安いので
買ってプレイしたくなってしまう。
ドリームキャスト初期作品だが
動画で見る限りは
今遊んでも画像的な見劣りは殆ど感じないほどのできばえ。

その他のゲーム紹介ムービーは
編集の質が劣り
普通のゲーム紹介ムービーと変わらない質となっている。

体験版のポップンミュージックは
製品版と変わらないできばえ。

バギーヒートは
操作性が非常に悪く
ゲームにならない出来。

エアロダンシングは
今見ても美麗な画面。
演技のデモは秀逸で
飛行機の出す煙は美しい。

全体的によく出来た1本。
体験版集の枠を超えた出来で
セガの最も輝いていた時期が垣間見れる。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
(商品写真のところへ戻る)