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超兄貴の元になったといわれているシューティングゲーム。
難易度が高いが
画面演出に独特のものが多く、印象に残るシューティングになっている。
横スクロールだが
キャラクタは正方形に近い形をしているので
縦シューティングと同じ感覚で避けることが可能。
横長の機体が多い
横スクロールシューティングに一石を投じていると思う。

その避けやすさを特徴付けるためか、
やたらと弾数を出す敵が多い。
弾はとても見やすく、
弾もただばらばらと出すのではなく
きちんと場面場面で
メリハリのある攻撃をしてくるので
やられても再度チャレンジしたくなる
心地よいバランスに仕上がっている。

魔法攻撃が独特で
効果の異なる魔法をストックしていて
場面ごとに適切な魔法を選んで攻撃できるのが○。
但し、一度選んでしまうと
次の魔法に切り替えた時には
捨てた扱いになってしまう。

ボスは
やたらとしわの多い
人間の顔型ロボットで
どことなく超兄貴に出てくる敵のデザインに似ている。
シリアスな展開なのだが
このボスのとっぴなデザインは
思わず笑ってしまう。

背景が左右に揺れる演出は斬新。
超魔界村の４面後半の演出を
メガドライブで実現した、という説明で
わかるかどうか。
スーパーファミコンの回転機能で実現している機能を
無理やりメガドライブで実現したというのは
賞賛に値する。しかも多重スクロールして
酔ってしまいそうなくらい強烈な演出だ。

１面１面は長いが
前半、後半で演出が異なるなど
メリハリがついているのでダレないで済む。
かなり難しいのだが
エンディングが淡白なのが残念。

メサイヤの隠れた名作。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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