これは楽しい！

ＰＳ１なので今見ると
グラフィック的に多少見劣りするが
ゲーム内容は
今でも充分通用する内容となっている。

グラディウスというゲームは
細いレーザーで
針を突き刺すような感覚で
敵を撃ち、
細かい動きで敵の弾をかいくぐる
独特の感覚があるのだが
そのグラディウス特有の
爽快感を堪能できる出来になっている。

今回は
ゲージエディットといって
パワーアップの順番を変更でき、
しかもカプセルが多く
復活が容易。
コンティニューも9回あって
機体数も７まで選べるので
クリアーはある程度簡単だと思われる。

グラディウス外伝は
敵の弾が少なく
ギミックで迫力や面白さを出すタイプの
シューティングとなっている。

一回プレイすれば
敵の攻撃パターンが把握できて
次回からは攻略が容易になるような
覚えゲー的要素が強い。

1面は短くテンポが良い。
演出が素晴らしく、
同じ演出の連続で飽きるということがない。

空中戦からメインの演出に移り
激戦後ボス、という
ひとつの流れが出来上がっている。

外伝の名にふさわしく
自機の攻撃は変わったタイプのものが多い。

グラディウスⅤは超名作といってよいが
グラディウス独特の感覚が薄れ、
むしろ「斑鳩」横スクロールタイプと
言ってもよいような出来栄えなのに対し、
この「外伝」は
グラディウスの正統進化形態といってよいと思う。

各面の演出は
シリーズのものを踏襲していて
目新しさは無いが
それぞれ若干アレンジが加わっていて
新たな楽しさを演出している。

「水戸黄門」ではないが、
定番がシリーズを通して続いていくのも
悪くないと思わせられた
貴重な一本だ。

冒頭に各面のタイトルが表示される演出も○。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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