長編RPG.
スタンダードな作りで、
背景はポリゴンで描かれているが
基本的には
スーパーファミコン時代の２DRPGを
思い浮かべると間違いが少ない。

プレイするのが小学生ということもあり、
町の人の会話も
非常にシンプルで
子供っぽくわかりやすい表現に統一されている。

親友が
腕試しといって
いきなり襲い掛かってきたりする。
ノリはまさに
コロコロコミックの漫画といった感じだ。
昨今の重厚なRPGになれた私としては
少しばかり違和感を感じた。

小学生がプレイすると楽しいと思えるような
要素が多い。
モンスターを集めたりするのが１つと、
モンスターを集めるためのカプセルにも
種類があり、コツコツとお金をためて
カプセルを集める楽しみもある。
モンスターも成長し、モンスターを預ける牧場まで
ある。

戦闘画面はシンプルで単調だ。
だが、そこに想像の余地が残されていて
小学生くらいであれば、
本当にゲームの中で
好きなポケモンを戦わせているような
雰囲気になると思う。

このゲームは
ポケモンセンターという施設があるのだが
その内部の設定などに
非常にこだわりを感じる。

特にメインとなるストーリーはなく、
自由に冒険をさせるといった雰囲気になっている。
この点も
攻略メインのRPGとは一線を画していると思う。
エンディングを迎えるために
友達同士で情報交換したり
コロコロなどの雑誌で情報を収集したりすることを
前提とした作りとなっている。

この部分を不親切で放任していると見るか、
深く楽しんでもらうための演出と見るかは人それぞれだ。

ポケモンは相当数売れているが
殆どが小学生くらいと思われる。

今回、レビューのためにプレイしたのだが
いい大人がもののためしに
FFでもやるつもりで買うと
期待を大きくはずすことになるので
注意が必要。

収集の楽しみが最大限得られるような
工夫がしてあるので
収集要素のあるゲームを欲している人には
強くお勧め。





文：中古ゲームジャパンてんちょー
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