セガエイジス２５００シリーズとして出た
ファンタジーゾーンの現代版。
いくつかの追加要素、
新しい面の追加、
ボスを倒した後に３Ｄ演出によるコインの取得の
ミニゲームなどが追加されている。

ファンタジーゾーンの世界観をうまく生かした
アレンジになっている。
移植度も良好で
違和感は感じない。

セガサターン版を究極のアーケード移植とすると、
変更されている点で気になる部分は

・オパオパ等の敵の輪郭が太く、ややキャラクタが
大きくなった印象を受ける

・ゲームオーバーの演出が風船が上がってくるものに変更されていて
逆に安っぽく感じる。

・司令部や敵を破壊したときの爆発が変更されていて、
やや違和感あり

といった部分のみ。背景等は違和感なし。
全て３Ｄで再現しているのに、違和感を感じさせない
出来に仕上がっているという点では評価できる。

オリジナルモードでは、プレイまでの数秒間、
３Ｄ視点にて３Ｄ化された背景の中を飛ぶ
オパオパを見ることが出来る。

オリジナルモードの３Ｄ視点での
コイン取得ゲームも面白い。
ＰＣエンジンで３Ｄ化されたファンタジーゾーンが
発売予定だったのだが、もし発売されたら
こんなかんじになるのか、といった感じだ。

オリジナル面も
ファンタジーゾーンの世界観を壊さないように
配慮した跡が見えて、
オリジナルとはいえ
違和感無く遊べる。

アーケードモードも存在する。
サターン版と比べると
細かい違いがたくさんあるが
移植度は高い。

当たり判定やゲームバランスなどの問題も特に無く
安心して遊べる１作。

ファンタジーゾーン関連は
ＦＣ，ＳＳ，ＰＳ２と
全て出来が良くて甲乙つけ難い。

究極のアーケード移植ならサターン版、
買い物システムなど今風のアレンジを望むならＰＳ２版。
私のお勧めは、ファミコンということを感じさせない
アーケードを超えたゲームバランスと職人芸の移植技術を誇る
ファミコン版だ。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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