シルフィードは記憶していたよりも
遥かに出来がよいことを
再認識。

背景と敵の動きが異なるのだが
きちんと背景に当たり判定が存在し、
背景が単なるムービーには
なっていないのが○。

カメラワークが素晴らしい。
各オブジェクトの書き込みもこれまた素晴らしい。
テクスチャーがまったくはられていないにもかかわらず、
64色しか使えないにも
かかわらず
ここまで世界を作りんでいるのは○。


シルフィードはゲームとしてのやりこみ度においては斑鳩やグラディウスにはとおく及ばないが
映像美、演出では
最高の出来だ。グラディウス5を完全に押さえている。

スピード感を演出する面は
まるでジェットコースターのように
背景がグリグリと移動。

戦艦が多数登場する面では
目が眩むほどの戦艦による
弾幕の嵐の演出。

半透明処理にメッシュが使われているのが
今となっては
ややチャチに見えてしまうが
それを除けば
今でも充分に迫力があるし
楽しめる。

発売時期を考えると
時代を２歩も３歩も先取りしていた
シューティングであって
当時のユーザーには
強烈な印象が残ったのだろうと思う。

この出来栄えでも
発売当時は
前作のＰＣ－８８版の強烈な印象からか
インパクトがやや不足しているとの
声すらあった。

普通の出来のシルフィードロストプラネットが
くそゲー呼ばわりされるのは
メガＣＤの圧倒的な印象に対する
期待感に応えることができなかったのでは
ないだろうか。

英語でやり取りされる
すこし汚い言葉でのやり取りも
素晴らしい。

面ごとにムービーが挿入されるのだが
これも
カメラワークを含めて
素晴らしい出来栄え。

メガＣＤを持っているなら
プレイしたい作品。





文：中古ゲームジャパンてんちょー
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