(MD)ドリームチームUSA の通販

１９９２年は日本ではメガドライブは散々であったが
北米ではぶっちぎりで売れており、
洋ゲーのべた移植がどんどん日本市場に投下された
時期でもあった。
特にエレクトロニックアーツはメガドラを主戦場に
勢力を急拡大したメーカーで、ビクターと組んで
名作（迷作？）の数々を日本に投入していったメーカーだが
このソフトメーカーが日本市場の調査などおかまいなしに
どんどん投入していったソフトの１つがこの
ドリームチームUSA。
日本人は、ドリームチームがどういうものなのかが
よくわからない上に、バスケ人気もそれほど高くないので
売れるわけがないのだが、
全く売れまいが構わずに投入されたソフトなので
日本語も入っているのだが
英語で表記された部分が多く
お世辞にもフレンドリーな作りとはいえないと思う。
しかも、この当時のエレクトロニックアーツによる
日本語も読みづらいのが難点。

実際のゲームだが、バスケにあまり興味のない
私の感想なのでどうしても好意的にはならないが
ごちゃごちゃと選手が入り乱れていて見づらいうえに
２Dのためにペラペラの紙のような人間が
重なっているように見えてお世辞にもリアルとは言えない。
今のリアルな３Dモデルに慣れ切った目で
興味が薄いバスケゲームの２Dゲームはかなり
厳しいものがあった。

それでも希少価値と物珍しさは一級品で
この出来でありながら市場価格は高い。
希少価値という点では、エレクトロニックアーツの
歴史（黒歴史？）の１つとして貴重なのだろうと思う。
名作とはとても言いづらいが
バスケ好き、ドリームチーム好きには
コレクションとして良いかもしれない。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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