これぞデコゲーといった感じの
大味なアクションゲーム。
コントラのキャラクタが大きくなったゲームと
言えば大体の感じがつかめるのではないかと思う。
上記に加えて
デコゲーならではの大味さと
アホな演出の数々がミックスされ、
独特の世界観が出来上がっている。

コントラも、お笑いの要素が含まれている作品があるのだが
元々が緻密に作られたゆえに
これは笑ってよい場面なのかそうではないのか・・
と少し迷ってしまうのだが、

本作品は全体的に雑なので
真面目に作ったつもりのところですら
大笑いしてしまうこともしばしば。
火炎放射のくねくねとした独特の軌道は
思わず大笑いしてしまった。

音楽はメガドラの音源を駆使して
質の良いサウンドに仕上げている。
データイーストのゲームは
「ゲーマデリック」というバンドを
持っているだけあって、意外とサウンド周りがしっかりと
作られていると思う。

ゲームバランスが
崩壊していると考える人がいても
おかしくないほどに難易度は非常に高い。
救済措置なのか、裏技で
ステージセレクトが可能となっているのが
唯一の救い。

難易度は高いのだが
プレイしているうちにぼんやりと
攻略ルートが浮かんでくる。
但し、このゲームは覚えゲーではなく、
かなりのアドリブが必要となるゲームなので
クリア達成よりも挫折のほうが
早いのではないかと思われる。

デコゲーならではの勢いと爽快感、
質の良いサウンドでノリノリで
軽く遊ぶ、というスタイルが正しいのかもしれない。

デコを愛し、独特のノリに
愛情を持てる人であれば
楽しめる作品。

ＨＵカードの「ブラッディウルフ」あたりが
好きな人であれば相性があるのではないかと思う。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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