(PS)コロニーウォーズ の通販

ＰＳ屈指の高画質を誇る
宇宙空間を舞台にした３Ｄシューティング。
シミュレーションの老舗メーカーである
アートディンクとしては珍しく
シューティングゲームを販売していることでも印象深い。

洋ゲー移植作品であり、
見た目には物凄く難しそうな印象を受けるのだが
クリア目的であれば難易度は相当に低い。
見た目の硬派さと難易度の低さにギャップがある惜しい作品。

難易度の低さの理由は
ミッションに失敗してもゲームオーバーにはならずに
次のミッションへ進めることが主な理由。
生き残ってさえいれば次の面へ進めるので

どうしてもクリアーできない面は
敵から逃げ回って
味方の戦艦がやられるのを確認してワープアウトといった
姑息な方法でもクリアできる。

但し、負け続けるとシナリオがどんどん悲惨な方向へ進んでいく。
完全勝利のエンディングを迎えるためには
やはりそれなりの難易度は覚悟しなければならない。

負け、勝ちによって進むシナリオが異なり、
負け続けなければ進めないシナリオも存在。
負け続けた場合の悲壮感あふれるシナリオは秀逸だと思う。

画面はＰＳ１の水準で考えると
クオリティが高く、迫力ある戦いを楽しめる。
印象としては３２Ｘのステラアサルトを
よりグレードアップさせたような内容。
巨大戦艦がパーツごとに破壊できるわけではないのだが
当たり判定はシビアに出来ていて
操作性もステラアサルトのような感覚で
気軽に楽しめるようになっている。

巨大戦艦に突っ込むといった無謀な戦いをすることも可能。
無茶をすると味方から突込みがはいるところが凝っている。
味方も攻撃することが可能なのだが
攻撃し続けると
敵機と識別しますと宣告を受けて
敵、味方の両方から攻撃を受けることになる。

ゲーム中の
機械的な棒読みのナレーションが印象的。
ゲーム中は音声で味方のおしゃべりが流れてくる。
状況によって色々なバリエーションのセリフが
用意されていて非常に凝っていると思う。

洋ゲーならではの
やや原色がかった色味は独特で
この色使いがややプレイする気を減退させるかもしれない。
一度ゲームを起動してしまえば
思わぬ低難易度と
読み込みを感じさせず
サクサク進むテンポの良いシナリオに没頭してしまい
ついつい何時間も遊んでしまうほどの名作。

シューティングとしては異例なほどに
面数が多いのだが
１面１面は非常にコンパクトな内容なので
ちょっとづつ遊ぶ方にも対応。

シューティングなのに２枚組と
気合が入りまくりのゲーム内容は○。
シナリオの熱さは必見で
先が見たいためについついプレイしたくなる逸品。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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