建設会社社長を総理大臣にするべく
アドベンチャー形式で動きまわる
政治シミュレーション。

ニュースでトピックを選び、
議員として解決に導き能力アップ。
トピックは話すべき相手が決まっているので
攻略サイトを見れば簡単にクリアーできる。
結局は有力者に取り入って解決してもらうことが殆どで、
政治家って嫌だなぁと思ってしまうような
作りになっており、政治家の活動と割り切れない人は
嫌悪感を示すかもしれない。

途中で選挙が入り、
双六のようなコネ作りゲームを挟むなど
作りは脈絡が無いのが残念。
セーブできる間隔が長いというのが致命的かもしれない。

ゲーム内容は
このゲームに対する事前の知識があれば何とかなるのだが
初回プレイでフィーリングのみでプレイすると
かなり辛いのではないかと思う。
ニューストピックを解決しようとしても
解決方法が分からず時間だけが過ぎる・・・ということが
頻繁に起こるので
トライ＆エラーで乗り切るか
攻略サイトに素直にお世話になったほうがよいかもしれない。

ゲームに出てくるアイテムは
批判精神たっぷりで思わず笑ってしまう。
オザワメダルを使うと議員が離党するというのは
今でも通用するシャレになっているので面白い・・というか
発売元にとってはあまり面白くないかもしれない。

土下座マシーンという名前も、
議員の土下座を見事に風刺していて笑ってしまう。
浮動票を全てもらうという効果も素晴らしいアイディアだと思う。

絵はマンガ調で味があって○。
登場する団体は実在のものの名前が見え隠れしていて危ない。
日軽新聞とか、ＸＨＫとかはまだ可愛いもので
ジフテレビはセーフなの？と突っ込みたくなってしまう。

所々に出てくる風刺は非常に面白く、
コネを作ったり新党を結成したりと
政治家の活動がゲームによってわかりやすく
理解できるのは○。

政治はタブーのような扱いで
殆どゲーム化されていないので
貴重な作品といえる。

メガＣＤは
クリントンとフセインが握手している「サードワールドウォー」といい
オザワメダルが登場する本ソフトといい
危ないソフトが多いと思う。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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