(MD)ロボコップＶＳターミネーター の通販

懸賞系ソフトと並ぶプレミア度を誇る
最強の入手困難ソフトの１つ。
出回った数は１０００本を切ると言われており
ショップで売られているのを
見たことが無いソフトの１つだった。

出来は超プレミアがつくほどの
完成度とはいいがたいものの
銃を撃ったときに
ロボコップの体に光が反射するといった
細かい描写がされており
グラフィック的にはなかなか高レベル。

メガドラ末期の
ヴァージンゲームズ製ゲームは
ヌルヌルとした滑らかな動きの
アクションゲームが多いのだが
本作品は珍しく
動きのパターン数はそれほど多くなく、
普通のアクションゲームと同じ感覚で遊べる。

メガドラの日本市場は非常に小さいためか
日本語ローカライズを全く行っていない。
日本向けソフトにも関わらず
中身はまんま海外版なのが残念。
英語なのでストーリーも把握しづらい。

海外のゲームをそのまま持ってきたという印象で
難易度は高め。
とはいえ、難易度設定が可能な上に
ロボコップは意外と丈夫で
死に難い。操作になれて
進行ルートさえ把握してしまえばクリアは可能。
映画の再現に重きが置かれている
ゲームなので、ゲーム性は薄め。
音楽も当時のＭＤらしい
ガシャガシャとした音で
可も無く不可もなくといったところ。

操作性は良好で
さすがはヴァージンゲームズといったところ。
ファミコン版ロボコップ２は
重さを表現するがために
劣悪な操作性になってしまっているのだが
本作はそのような愚は冒さずに
ロボコップといえど軽快できびきびとした動きで
心地よい操作感を与えてくれる。

プレミアソフトとは
市場に出回る数が少ないソフトのことなのだが
もともと市場に数が少ないのか、
持っている人が手放さないために価値が一定なのかで
出来に大きな差が出る。

本作品は
もともとの出荷数が圧倒的に少ない部類のソフトで
ゲーム自体の出来は標準よりやや上程度。
なのでコレクター以外が手を出してしまうと
大きな損失を被ることになると思う。

据え置きゲーム機と携帯ゲーム機、プラス
それぞれのソフトをセットで買ってもお釣りが
くるくらいの高額な金額を支払うほどの
出来ではないことに注意したい。

同じプレミアでも
誰も手放さないために値段が高騰している
ＳＦＣ「レンダリングレンジャーＲＲ」とは全く異なるタイプの
プレミアソフト。

ターミネーターシリーズのコレクターや
激レアソフトを集めている人には
値段相応の価値はあると思う。

コレクターにはＳＦＣ版よりもＭＤ版を
断然オススメしたいところ。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
(商品写真のところへ戻る)