(PS)どきどきポヤッチオ体験版 の通販

プレイステーションを代表するプレミアゲーム
どきどきポヤッチオの体験版。
体験版とはいえプレイ時間は長く、
どきどきポヤッチオの脅威のシステムを堪能できる。

体験版ということで、引っかかるような操作性、
頻繁で長めのローディング等
気になる部分があるものの
画像や音楽は出来が良い。

序盤は一本道のストーリー説明。
この部分が意外に長く、冗長。
また、キャラクタの絵はデッサンが狂っていると思ってしまうような
独特の味があり、
一見すると同人で作ったレベルのゲームに見えてしまう。
当時、私がこのゲームの素晴らしさを理解していない状況で
プレイしていたとしたら
本編部分に到達する前に電源を消していたのではないかと思う。

船から村についてからが本番で
他に類を見ないシステムは体験版とはいえ完成度が高い。
見た目はよくあるＲＰＧ風画面なのだが
会話中心で戦闘や経験値といったシステムは存在しない。
相手から話しかけられてイベントに移行したり、
人々がリアルタイムで目的を持って移動しているのが特徴。
驚異的なのが、
人に居場所を聞いたときの反応。
時間帯や人間関係によって答えが様々なのはもちろん、
画面内に対象の人が居る場合は
スクロールして見せてくれる。

ドリームキャストの「シェンムー」も同様のシステムで
人々が意思をもって動いていたのだが
「どきどきポヤッチオ」は「おつかい」をして
これらの人々と会話をしたり、好感度を高める目的があることから
システムとしての完成度は
どきどきポヤッチオに軍配があがると思う。

少し遠くの人にも呼び止めることが出来たり、
人を探すときに
予め聞く内容をセットしておけば
話したときに即座に答えが返ってくるといった
システムも素晴らしい。

会話がらみのシステムの練りこみ具合は
他に類を見ない出来栄えで、
本編がプレミア扱いとなっているのも納得。

数の少ない「どきどきポヤッチオ」の体験版ということで
貴重な逸品。
コレクターはぜひ揃えておきたいアイテム。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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