(SS)機動戦士Ｚガンダム　前編　ゼータの鼓動 の通販

サターン屈指のクソゲーとして
有名なこのソフト。
旧サターンで起動すると
画面に何も映らないというのが
まずマイナスポイントとして上げられると思う。

ふたを開け、いったん閉じて
ゲーム機動のＳマークを押して
電源ＯＮ状態から起動することで
画面に映るようになる。

一旦画面が出ると
サターンとは思えないくらいの
高画質アニメーションで
オープニングが再生される。

非常に出来が良いムービーで
原作ファンも納得の素晴らしい出来栄え。
最初の面が始まるまでのムービーは
原作を知らない人も
Ｚガンダムの世界を
無理なく理解できるように工夫された
ストーリーがムービーで流れる。

そして１面が始まるのだが
ここまでの流れは素晴らしいもので、
クソゲーどころか名作といっても
過言ではない見事な作りになっている。

そして１面。
最初だけに、難易度はそれほど高くなく、
苦戦はするがクリアーは可能。

その後、２面に続いていくのだが
このあたりから
難易度が凶悪になっていく。

実際に難易度は高く、
シューティングが比較的得意な私ですら
クリアーを断念してしまった。

防御体制をとっても容赦なくダメージは累積し、
敵の攻撃は激しさを増すばかりで
攻略の糸口が見つからない展開が続く。

さらに、面のミッションを全てをクリアーしないと
またその面のはじめからやり直しに
なってしまうのが辛すぎる。

ストーリー説明やイベントの会話も
聞きなおしとなってしまい、
場合によってはストーリー展開のほうが
時間を食ってしまっているという
本末転倒なしチュエーションすら存在する。

画面が美麗で音楽も良好、
重さを感じる操作性も独特の味があるのだが
難易度調整で全てを台無しにしてしまった
惜しい作品。

適切な難易度設定がされていれば
間違いなく名作として
記憶されていたと思うと残念でならない作品。

サターンとは思えぬ美麗ムービーなど
見所が多いだけに残念。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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