(MD)ソードオブソダン の通販

メガドライブの最下位帝王と恐れられ、
セガサターンの「デスクリムゾン」が降臨する前までは
クソゲー大魔王の名をほしいままにしていた
ゲーム業界の魔王。

パッケージを見ると美麗で
タイトル画面からもクソゲーっぽさは
殆ど感じられないのだが
実際のゲーム画面を見ると
殆どの人が納得。定価で買った人は驚愕。

ＢＧＭが存在せず、方向転換すら
自由にならない操作性の悪さ、
敵の攻撃の単調さに加え
無駄な残虐表現が
プレイする人の心象を悪くする。

横スクロールアクションゲームで
前後から襲ってくる敵をやっつけながら進んでいくゲームなのだが
内容は非常に辛い。

前後から挟まれて
ボコボコにされて
内臓をさらけ出して死ぬ姿を見るのは辛い。

ピンチになったので
折角手に入れたポーションを飲んでみると
ライフを失ってしまったり
巨大なボス相手に
なにもできずに惨殺されたりなど
攻略の糸口すらつかめずに
絶望させられるシチュエーションが多いのが残念。

ＢＧＭが無く、効果音もあまりよいとはいえない。
グラフィックはそれなりに頑張っているのだが
キャラクタの動きが悪すぎるために
見栄えは悪く感じる。

移植度が悪いアーケードゲームなどを
クソゲーと呼ばれる傾向があるが
このゲームを見てしまうと
たいていのゲームの評価が
相対的に上がるのではないかと思う。

このゲームが発売される前には
ラスタンサーガ２という
これまたクソゲー評価されていたゲームがあったのだが
当作品のほうが圧倒的に出来が悪く
雑誌のレビューランキングの
最下位はソダンの定位置となった。

とはいえ、１０年に１度のクソゲーと呼ばれている
デスクリムゾンの酷さは
ソダン帝王すら可愛く思えるほどで、
ゲームとしての体裁を整えているだけ
ソダンのほうが出来が良いといえると思う。

同格のクソゲーには
あぁ播磨灘というゲームがあるのだが
こちらもゲームとしては成り立っていて
デスクリムゾンの酷さには遠く及ばない。

一番の驚きは
ソダン帝王の発売元が
ハードメーカーたるセガということだろうか。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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