宇宙戦艦ヤマトや
銀河鉄道９９９、キャプテンハーロックなどを
生み出した松本零士を原作とする
「コスモウォーリアー零」のプレイステーション版。

当時の漫画のファンなら
ハーロックやクイーンエメラルダスが登場するだけでも
遊ぶ価値があるといえる。

私は銀河鉄道９９９しか知らないのだが
それでも「ハーロック」や「エメラルダス」、「トチロー」の
登場はうれしく感じた。

ゼロは「ハーロック」や「トチロー」よりも
かなり格下という設定になっているのだが
ゲーム中でもその設定に無理がないような
シナリオ構成になっていて共感が持てる。

ゲーム内容は
自由に歩きまわれる３Dフィールドを舞台とした
銃撃戦が２つあり、
それをクリアすると
次の面に進めるといった内容。

雑魚がたくさんいる面と
ボスとの１騎討ちが２つで１セットになっている。

難易度は低く、
原作ファンだがアクションゲームが苦手という人も
楽しめる内容。

アクションゲームのハードさを期待する人には
かなり甘いチューニングに感じるかもしれない。

プレステ再末期のソフトということもあり
ムービーは非常に美麗。
ここまで綺麗なムービーを
プレステで作れるのか！と驚いてしまった。

銀河鉄道内を歩き回ったり、
９９９から砲台が現れて攻撃するなど
原作ファンなら感涙必至の演出が多数あり
ファン心理は心得ているソフトといえる。

選ぶキャラクタによって
全くシナリオが変わるのも○。
１人１人のシナリオは短いのだが
つかえるキャラクタがどんどん増えるため
トータルのプレイ時間は８時間程度になるかと思われる。

松本零士の作品のファンなら
抑えておきたい１本。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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