(HU)カトちゃんケンちゃん の通販

ＰＣエンジン初期のキラーソフト。
同名テレビ番組の
「ビデオコーナー」の後ろのモニターには
常に当ソフトのデモが流れていて、
ＰＣエンジンとソフトのセットが
欲しかった人も多いと思う。

加藤と志村のグラフィックは
今見ても似ていると思う。

操作性はキャラクタによってクセはあるが
まぁまぁ納得できる操作となっている。
音楽はＰＣエンジン初期のため
ファミコンのような音になっている。

ゲーム内の演出は凝っていて、
笑わせるための多くのギミックが用意されている。
プレイしないほうのキャラクタが
ウンコしていたり、タチションしているのを
蹴飛ばすと逃げていったり、
缶を投げつけて邪魔したり。
やっつけたときの
リアクションが複数あって、思わず笑ってしまう。

それ以外にも
トイレのドアを蹴飛ばしたら
中からウンコが飛んできたり、
鳥が巻きグソを爆撃したりする。

プレイヤーキャラクタが
ただ穴落ちしただけでも、
キャラクタがカトケンということで
笑いを誘う。

このゲームは
とことん意地悪でもある。
敵キャラクタの配置が
知っていないと避けられない
ものとなっていて、
高度な操作を必要とするものもある。

最終面になると逆ワープが多くなり、
６－４から６－３へ、
また６－３から６－２へなどの
ワープを繰り返す羽目になりがち。

これらの面は激ムズなので
面の長さはたいしたことがないのだが
プレイ時間は長くなりがちなので注意。
非常に陰険なワナが多数あるので
プレイ後の印象が悪くなりがちでもある。

キャラクタがカトケンということで、
この陰険さも逆に笑いに転化されるのが
心憎いところだ。

私は体験していないが、
ラスボス直前から１－１に逆ワープさせられる
こともあるらしい。
この理不尽さは筆舌に尽くしがたい。
こんな仕打ちを受けても
プレイを続けてしまうのは
アクションゲーム部分のテンポの良さに
あるのではないかと思った。

このゲームは
ハエ、おなら、ウンコ、トイレ、野グソ、ネズミなど
下ネタのオンパレードで
ステージも下水、洞窟などが多い。
これらに我慢できる人で
陰険過ぎるワナを笑い飛ばせる人には
お勧めの一本だ。

アクション部分の出来は非常に良い。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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