アイレムの隠れた名作の幻の続編。
ＰＳ２でひっそりとリリースされた。
セガがＳＷＩＴＣＨをＰＳ２で出したのと同様、
出したのが奇跡としか思えないような
知名度の低い名作アクションの続編。

名作だ。

今の「得点」なんて殆ど無視される要素に
再注目し、得点稼ぎが楽しいと
思ってしまうようなシステムが秀逸。

既に、名作アクションの殆どが
「得点」の概念を放棄してしまうか
隅っこに追いやられている昨今、
得点システムで成功したというのは
非常に珍しい。

画面がチープでしかも２Ｄなのに、
面白すぎる。
スクープを撮るというだけなのに、
何度もプレイしてしまう。
このハマリ度はやばい。

しかも、１面が２～３分で終わるため
疲れない。しかも何度もやりたくなる。

バカ演出の数々。
マトリックスのスミスのように、
すばやい動きで弾をよけるアクションをしている
人がいたり、
公衆電話に入った後スーパーマンになって
飛び出す人や、
Ｔシャツのかえるが動き出して
人間を引っ張っていったり、
写真をとると中の機械が剥き出しになる
人造人間、（最後はスナッチャーのようになる）、
元ネタを数十倍チープにした演出なのだが
このバカ演出の数々のおかげで、
写真をとると何か起こるのではないかと思い、
何度もチャレンジしてしまうほどだ。

アクションゲーム好きで
激写ボーイ２をプレイしないのはもったいない。
ボリュームは少なめだが
スルメのように遊べるゲーム。
ボリュームが少ないゆえに、
超名作ゲームと比べると見劣りがするが、
時間あたりの面白さの密度は
決して引けをとらないものがある。

激写ボーイ１が欲しくなったが、
これはＰＣエンジンであり、
希少価値があり今は高い。
ただ、シンプル１５００シリーズにて
「ＴＨＥ　カメラマン」なるソフトが
リリースされており、内容が
激写ボーイの移植＋αということなので、
こちらはぜひとも見つけて
プレイしたいと思う次第だ。
出来れば、ＰＣエンジンのオリジナルが
欲しいところなのだが。。

市場がこのゲームのすばらしさを
全く理解しておらず、
叩き値がついている。
ゲームの本質を理解する人は即買いだ。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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