この名称でシューティングというのが
違和感たっぷりなのだが、
これが超名作、プレミアとして扱われている。

このゲームはＡＲＣＡＤＥ　ＣＡＲＤを
使い、メインＲＡＭ
合計２．２５ＭＢ（１８Ｍビット）
を使って
無理やりポリゴン表示を再現してみたり
容量に物を言わせた
モーフィングを実現したりと
技術的にかなり無茶をやっていたゲームだ。

モーフィングやポリゴンといっても、
取り込んだ画像を次々表示しているだけなので
その容量の圧迫からか、
ゲーム中の画像の色数がやや少ないような気がするのは
私だけだろうか。・・

ちなみに、ＡＲＣＡＤＥカード搭載時の
ＰＣエンジンＣＤ－ＲＯＭは
ＲＡＭ容量だけは、セガサターンや
ＰＣ－ＦＸより若干多い。
しかも、ＳＲＡＭなのでアクセス速度も速い。
色数が少ないので扱える画像数は
膨大なものだったと推測できる。

ギャルゲー的な要素は殆ど無く、
エンディングも非常に淡白で
オマケ要素も殆どないのだが
出荷数が非常に少なかったためか
異常なプレミアと化している。
個人的には、この価格を出すなら
「メタルスレーダーグローリー
ディレクターズカット（ＳＦＣ）」
を手に入れたほうが良いような
印象だ。

プレミアという点を考慮しなければ
普通に遊べるシューティングではある。
各面でいろいろなギミックが用意されているので
やや平均より上のシューティングか。




文：中古ゲームジャパンてんちょー
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