ファミコンの域を超えたグラフィックレベルの
隠れた傑作シューティング。
特に地面の描写の滑らかさと美麗さには度肝を抜く。
空中に浮いているようなオブジェクトを
影付きで表現したり、
単純な模様の繰り返しではなく
地面の地形でステージ上のどのくらいの位置にいるかが
おおよそ検討がつくくらいに
細かく設定されていて、飽きがこない。
驚くのがボスの大きさ。
通常のファミコンソフトの常識を超える大きいボスに圧倒される。
奥行のある３Ｄ風シューティングとして
作られている演出のためか、
実際に描画されている大きさより
威圧感が出ていて、小学生くらいであれば
その威圧感にビビっていたであろうことは
疑いようもない。

私はこのゲームの存在自体は知っていて、
名作であるらしいことも知っていたし
中古ゲームジャパンで何度も検索されているのを
目撃していたのだが
あのアスミックのファミコンソフトだし、
水準以上かもしれないが
歴史に残る名作というほどではないだろうと
無視しつづえけていたのだが
ここにきて実機プレイを行って
その考えが完全に間違いであったことを悔いた。

間違いなくこのソフトは
歴史に残すべき傑作であり、
音楽も良質でゲーム性も素晴らしいものがあるので
プレミアゲームを集めている人は
間違いなく買いのソフト。

出回り数的に、プレミアがつかない可能性もあるが、
ゲームの出来は間違いなく
水準をはるかに凌駕していて
個人的にはバトルフォーミュラ並みの衝撃を受けた作品。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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