(DS)スーパーモンキーボールＤＳ の通販

ＧＣ／ＸＢＯＸ／ＰＳ２版の
モンキーボールから一転、
いきなり２Ｄ絵の可愛い雰囲気に変更された
スーパーモンキーボール。

実際のゲーム画面は
今までと同じ、高精細な３Ｄによる面構成だったので一安心。

子供向けの絵に騙されてしまいがちだが
本作品は非常に骨があり、
きちんとモンキーボールの操作をマスターしなければ
クリアーできないと思う。
往年のセガゲーの硬派さが詰まったソフト。
キュートな外見でいかにも
一般受けを狙っているように見えて
実際はメガドラ時代の硬派なゲームバランスなので
メガドライバーな人にこそ遊んで欲しい気がする。

面構成は往年のセガゲーっぽい絶妙な配置。
いきなり超難度の面が来たと思いきや
その後は最後まで楽な面が続くステージ、
最後のほうは
運任せの面が最後のほうに含まれていて
実力＋運の良さを
求めてくるステージがあったりと
実にプレイヤーの
挑戦心を煽ってくれる。

かつてセガのプロデューサーだった鈴木裕が
「ドライブゲームはチェックポイントの直前で
ゲームオーバーになるバランスじゃないとダメ」と
雑誌で語っていたのだが
まさにその精神を地でいっているかのような
絶妙な面構成だと思う。

タッチペン操作は
細かい操作が不可能かと思ったのだが
実際は非常にやりやすく、
後発のＩＰＨＯＮＥ版の
携帯の傾きを利用した操作よりも
むしろ直感的のように思えた。

ＤＳ版は珍しく
十字キー操作も可能。
モンキーボールで
デジタル入力を受け付けるのは非常に珍しく、
こちらを使用すると
９０度に曲がった道も
容易に進むことができて新鮮。
本作品の難易度は非常に高いのだが、
十字キーを使用することで
クリアーが容易になる面が複数あるのは○。

画面の美麗さは
ＤＳのローンチソフトとは思えない。
ポップなキャラクタのパッケージを見てしまうと
ゲーム画面もポップ路線でごまかしが
入っているのかなどと思ってしまうが
全然そんなことはない。

それだけに、ＤＳの下画面のサルは
折角の上画面の美麗画像の雰囲気を
ぶち壊しにしているように見える。

ゲームクリア後の
ミニゲーム風スタッフロールが
このシリーズの特徴で
本作品はタッチペンを利用した
インベーダー風ゲームが衆力。

このゲームが非常に難しく、
ペンの当たり判定の小ささゆえに
ボールを返したと思っても
下に落ちてしまうことが多く
非常にもどかしい。
最大で４つのボールを
上に投げることになるのだが
私はとてもそこまで
上達できなかった。

とはいえ、何度もミニゲームを
繰り返すうちに
だんだん上達してきて
プレイが楽しくなる。
今回のミニゲームは
とっつきが悪いものの
何度も遊ぶと楽しさが理解できる
ようになるのだと実感。

見た目のポップさとは裏腹に難易度が非常に高く、
やりごたえは充分。
往年のセガゲーの硬派なゲーム性を
充分に堪能できるゲーム。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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