非常に難易度が高い横スクロールシューティング。
自機は非常に頑丈な機体となっていて、
ダメージを受けることを前提にしたような
敵の猛攻を突破しながら進んでいく。

ステージ数は４と
普通のシューティングの半分程度のボリュームなのだが
１つのステージが長め。
敵は弾を撃たず、基本的には体当たりのみ。
難易度が高すぎてクソゲー扱いされているが
グラフィックは当時のＰＣエンジンとしては
リアル系グラフィックとして頑張っている部類だと思う。
サウンドは非常にシャープな音を出している。但し楽曲は
それほど良いとは思わなかった。
ポヨンポヨンした音の貧弱なサウンドのゲームが多いＰＣエンジンにしては
音質自体は良いのではないかと思う。

基本的に、ノーダメージでは進むことができず、
いかに少ないダメージとなる方法を探して進むかという
特異なゲーム性となっている。
弾を撃たないとダメージが回復するのだが、
回復する間もなくゲームオーバーになってしまう。
１機でゲームオーバーになってしまい、
コンティニュー等は無いので
クリアーは非常に厳しいと思う。
ＤＳの「ケツイ　デスレーベル」のデスレーベルをクリアした後で
本作品をプレイしたのだが、
敵の動きがただランダムに突っ込んでくるような印象で
とてもじゃないけれどもノーダメージで突破できるとは思えなかった。

ＰＣエンジンだけあって処理が早く、処理落ちしづらいのも
難易度に拍車をかけているのかもしれない。
伝説のクソゲーとして評判の本ソフトは
ゲームバランスが悪すぎるものの
製品としてある程度形になっている作品なので
クソっぷりを期待してしまうのも違うと思う。
開発者はユーザーにクリアさせる気が無いのではないかと
思えるくらいに難しいので、
高難易度横スクロールシューティングに挑戦したゲーマーにはオススメ。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
在庫状況を確認