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データイースト独特のノリが爆発した作品。
カプコンのファイナルファイトも
デコが作るとここまで変になる、といったいい見本のようなソフト。

ファイナルファイトとは違い、
完全に横方向から見たアクションゲームとして
仕上がっている本作品。
パンチやキック主体ではなく、
敵や岩や戦車などを投げつけて戦う
独特のゲームとして仕上がっている。

主人公は本当に色々なものを投げることが出来、
中ボスすら投げられる。

投げるときのモーションが雑なのだが
これが笑いのポイントになってしまう。
戦車も本当に軽々と持ち上げてしまって
雑に投げつける。
モーションが少なすぎることを逆手に取ったギャグなのか、
それともたまたまこうなってしまったのか・・・

真面目に作った結果なのか、
狙い通りなのかはよくわからないのだが
とにかく楽しい気分で爽快に遊べる作品に仕上がっている。

ファイナルファイトでは
車をぶっ壊すボーナスシーンも
本作品では自動販売機を壊すシーンになっている。
ジュースが出てきて、飲むと体力回復といった
ゲーム性の向上が図られている。

難易度は意外に高い。
何でも投げられるので簡単そうに見えるのだが
クリアーには意外と
緻密な戦略が必要となる。

画面はしまで敵を追い詰めればゴリ押しできた
ファイナルファイトとは違い、
敵を投げるタイミングやら
体力回復のタイミングを考えて
進む必要があるので
見た目に反してやや考える要素が多い作品といえる。

インパクトの強いゲームで
独特の爽快感とアクの強いゲーム性は
さすがデコといった感じ。
データイーストの特徴がよく現れたソフトの代表格。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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