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「レイノス」や「ヴァルケン」といった
重厚なロボットアクションを堪能できる
セガのロボットアクションゲーム。

メガドラ上で
１２８色同時発色をプログラムで実現していたり、
背景の奥行きをポリゴン表示したり
面の間はワイヤーフレームで表現しているなど
ゲーム自体のプログラムの技術力は高い。

画面の同時発色数増加は顕著な効果を表しており、
上空では明るく、地面では暗いといった表現が
実に自然に行われるのは見事。

ボス戦で、画面の奥行きをポリゴン表示で表現している
場所も驚愕。

全体的にド派手で大味なアクション。
難易度は高いのだが
爽快感がそれを上回っているので
何度でも同じ面を楽しみたくなってくる。

動かすだけで楽しいといった
ゲームの基本的な楽しさを追及している
ソフトといえるのではないだろうか。

左へのショット、右へのショットが
ボタンで振り分けられているので
後方に下がりながら前へショットしたり、
前へ移動しながら後ろへショットといったことが
簡単に行える。

これらの操作は見ていて格好よく、
人のプレイを見ているだけでも楽しめるのではないかと思う。

もちろん、２重スクロール等の
メガドラが基本的に得意としている機能は
効果的に使われており
シューティングとしての完成度も高い。

クリアするのは難しいのだが
やりがいがあるソフトなので
難易度の高い名作アクションを求めている人にはオススメ。

最終面では、圧倒的に有利な状態となる
バリアという隠しアイテムの救済措置も存在するので
頑張れば何とかクリアは可能ではないかと思う。

カートリッジソフトなのに重厚さを感じるソフトで
メガドラの名作リストには名を連ねておきたい１作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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