(SFC)プリンスオブペルシャ の通販

読み込みが全く無い唯一のプリンスオブペルシャ。
カートリッジ作品なのだが動きの滑らかさは
他機種と同様、
ＳＦＣの色数の多さに由来する
画質の良さ、
音楽も良好と
移植作品としては
文句の出ようもない出来栄えに仕上がっている。

難易度は高い。

完全な覚えゲーであり、
時間制限も存在するので
１度のプレイではクリアはほぼ不可能。

何度もプレイして２時間のタイムオーバーとなった後で
再度最初からプレイする、というスタイルになると思う。

スーファミ版が秀逸なのは、
２時間を過ぎてもプレイ自体は可能なので
クリアまでをとりあえずプレイしておいて、
再度のプレイにて時間内クリアを目指すといった
遊び方が可能になっている点。

見た目はまんま洋ゲーの移植で
フレンドリーさのかけらも無いような画面なのだが
実際は
プラクティスモードあり、制限時間外も行動可能といった
ユーザーに優しい出来に仕上がっていると思う。

独特の操作性は慣れるまでが大変だと思う。
ボタンを押すと
すり足になるという仕様は、
ボタンを押すとダッシュという概念を持っている人には
切り替えが大変なのではないかと思う。

分かっているのに
トラップにダッシュで突っ込んでしまった
という事故が多発しやすい。

また、このゲームは
たいていのトラップは１発死であり、
死んだらフロアの最初に戻されて
時間はそのまま経過するというシステムなので
失敗時の落胆は大きい。

特に、２時間内クリアを目指している場合は顕著で
焦りの感覚はこのゲーム独特のものがあると思う。

画面のキャラクタは非常に滑らかなのだが
ＳＦＣでは末期ソフトに
本作品以上に滑らかな動きを誇る
アクションゲームが多数存在するので
動きの滑らかさはあまり評価ポイントにはならないと思う。

洋ゲー独特のシビアなゲーム性を
うまく日本向けに調整した逸品。
ＳＦＣ版オリジナルの面があるというのも○。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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