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癒し系ソフトの決定版。
音楽は癒し系で画面も落ち着いた色使い。
水槽を眺めるモードと
パズルを解く２つのモードが用意されているのだが
複雑で忙しい動作は要求されない。
ゲームオーバーの概念が無く、
パズルも水槽も
のんびり楽しむことが出来る。

水槽モードはあくまでオマケで、
パズルがメインモードとなる。
パズルはトレイに乗っかった玉を
規定の場所に移すという
単純なものなのだが難しい。

一回の操作で複数のトレイが同時に動くことがあり、
思わぬ玉が動いてしまって
やり直しになってしまうことが多い。
音楽がヒーリング系で
見た目に穏やかなので
普段ならば間違いに気づくと怒りをあらわにしている
私が、笑ってやりなおそうという気になってしまったほど。

タッチペンでトレイを動かすのだが
実際に手でトレイを動かしているような錯覚を覚えてしまうほど
出来が良い。
カチッカチという心地よい機械音も○。
穏やかな環境でゆっくりとプレイしたい作品。
音楽が重要な位置を占めている作品なので
ヘッドフォンをつけるか
音を出してのプレイをお勧めしたい。
通勤時間等の忙しい時間帯のプレイには合わないソフトと
いうこともできると思う。

実際のパズルは難しい。
制限時間が無く、いつかは必ずクリアーできるのだが
クリアするまでの時間が思った以上にかかることが多い。
短い時間だけあそぶつもりが
いつのまにか２時間たっていた、ということが
ざらにある。
パズルの数は多く、ボリューム感があるので
知的ゲームに没頭したい人にはお勧め。

任天堂のゲームとしては珍しく
操作の説明が一切無い。
モードもアイコンで示されているだけなので
説明書を見ないでプレイする人は
最初のメニュー画面からして
何を意味しているのかすら把握できないのでは
ないかと思う。

ゲームバランスはさすが任天堂ソフトだと思う。
最初は極めて易しい難易度で、
その難易度がしばらく続くのだが
ふと気づくと
難しいパズルをゆうゆうと解いていたということが多かった。
難易度の高いパズルのあとに
易しいパズルが配置されているなど
緩急ある面構成なのでやめ時を考えるのが難しい。

見た目では面白さが判断できないタイプの
隠れた名作ソフトだと思う。
水槽の美麗さはＤＳ最高峰なので
水槽を眺めるゲームが好きなひとにもお勧め。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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