(SFC)アクトレイザー２ の通販

アクトレイザーシリーズ第２弾。
前作がクリエイションモードという
シムシティライクなモードを搭載していたのに比べ、
こちらは完全なアクションゲームのみの内容になっている。
マップ選択はかろうじて
クリエイションモードのような構成になっているのだが
シミュレーション的要素は全く無い。

難易度は前作以上に高い。

もともと「アクトレイザー」はマニアックなアクションゲームだったのでは
ないかと思った。
前作はスーファミのソフトが不足していた初期の販売であって
シムシティライクな「クリエイションモード」がヒットするなどの幸運が重なり
メジャータイトルの仲間入りを果たせたのだが
前作もアクションの難易度は高かった。
個人的には万人受けに迎合せず、
独特の高難易度路線を突き詰めたことを評価したいと思う。
残念ながら発売当時は全く評価を受けなかった不遇なソフトなのだが
このソフトがメガドライブで発売されていたとしたら
違った評価になっていたのではないかと思う。

今作品はアクションゲームシーンの画面の美麗さに
磨きがかけられていて、
画面の美麗さにおいてはスーファミアクションのなかでも
最上級に位置するクオリティだと思う。

キャラクタの大きさと迫力、
ボス戦の戦略性も前作以上の出来栄え。
難易度は非常に高いのだが
途方にくれるほど手が付けられない場面というのは存在せず
コツを掴めば苦も無くクリアー可能というのも○。
アクションゲームとしての出来は非常に良好だと思う。

独特の操作性は賛否がわかれると思う。
ジャンプが他のアクションと大きく異なるため
なれるまでが大変かもしれない。
１度ジャンプボタンを押すと普通にジャンプし、
２回目のジャンプで２段ジャンプ。
そのままだと翼を広げて横方向に勝手に飛んでしまう。
その場で下に下りるには３回目のジャンプボタンを押さなければならない。

なので、多少高いところに飛ぶには
３回ジャンプボタンを押さなければならず、
勝手に翼を広げて暴走してしまったために穴落ちすることが多く
なりがちになると思う。
これを操作性が悪いとみるか
独特の操作感と評価するかで出来のよしあしが分かれると思う。

個人的にはアクションとしての出来は抜群に良く、
高難易度アクションを嗜む人には
たまらないソフトだと思う。

音楽は「カルドセプト」の音楽を作った古城氏。
前作と同様に出来が良い。
「バベルの塔」の音楽は
そのままカルドセプトでつかえそうな良好な出来となっている。
スーファミアクションの隠れた大傑作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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