(SS)ワンダー３　アーケードギアーズ の通販

カプコンの隠れた名作の移植版。
もともとは
アクション、シューティング、パズルの３つのゲームが
１つの基盤に収められたゲームで
このゲームでもそれぞれのゲームで遊ぶことが可能。

アクションゲーム（ルースターズ）は
グラフィックの書き込みが細かいアクションゲーム。
アクションゲームとしての出来は良好。
大魔界村が好きな人であれば
問題なく楽しめるのではないかと思う。
完成度は三つの中では1番高い。
ループなしの5面終了のゲームということで
ややボリューム不足かもしれない。

チャリオットは
ルースターズの続編という設定のシューティングゲーム。
ルースターズの終わりと
チャリオットの冒頭が繋がっているのは個人的に○。

ただ、敵キャラクタの使いまわしという点を除けば
チャリオットとルースターズは別物で
ルースターズのほうは
キャラクタの大きさゆえに大味なシューティングになってしまっている。
弾の数が少ない割りに
弾避けが厳しく、見た目よりも難易度は高い。

こちらも5面終了で
こちらはすぐにボス戦に移行する印象が強く
ボリュームはやや少なめに映ってしまった。
グラフィックは細かく書き込まれているのだが
シューティングとして考えると大味すぎる印象。

パズルゲームのドンプルは
グラフィックの書き込みがされておらず、
メガドライブのゲームのようなグラフィックに落ち着いている。
ストーリーも他の2作とは全く関係ないのが辛い。

ゲーム内容はペンゴに似たタイプのパズルゲームになっていて
画面内の敵を全て倒すとクリアーというものになっている。

面数は多いのだが
やることが同じなので飽きが早いゲームといえる。
ブロックを押して敵を倒すというのは
思いのほか単調に感じた。
他の2作に比べるとかなりお手軽に作られたゲームという印象。

ワンダー3という名称ながら
「ルースターズ」＋後日談のチャリオット＋オマケ
という捉え方をするのが正しいのではないかと思う。
ルースターズの出来が良好なので
お勧めしたい佳作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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