(MD)スプラッターハウスパート２ の通販

ナムコの本気度が感じられる大作。
ＰＣエンジンにて２年前に発売された
スプラッターハウスの正統続編で、
システムはほぼ前作を継承している。
ファイナルファイト系アクションになった
パート３とは違い、本家スプラッターハウスと同じ感覚で遊べる。

家庭用専用となったのだが
クオリティは下がるどころかますますゲーム性がアップしている。
同時表示色数がＰＣエンジンに劣るメガドライブにて
ＰＣエンジンと同様のクオリティのグラフィックを
再現しているのは○。

操作性もＰＣエンジン版と同様の感覚で
違和感は無い。
独特の重みを感じる主人公の動きもそのまま。

基本的には覚えゲーであり、
アクション要素は意外と少な目。
適切なタイミングで敵の攻撃を避け、若しくは
攻撃で跳ね返し、罠を回避してボス戦へ。
ボスも決まった動きをするので
攻略法を何とか編み出して攻撃する。

このゲームはスライディングが強く、
攻撃判定が広い上に
意外と長い攻撃時間を誇り、移動スピードも上がる。
但し、スライディングはやや操作が難しく、
いかに正確にスライディングを繰り出せるかが
ゲームクリアーを楽に行うコツの１つとなっている。

ストーリーも
前作でトラウマになりそうな演出で死亡したはずの
ジェニファーが実は生きているというもので
前作で絶望したプレイヤーが
プレイする気にさせられるようなものとなっている。

前作をプレイしていない人は
ＰＣエンジン版をぜひプレイして、その流れで
本作をプレイすると
熱く遊べると思う。

難易度は高い。
前作も覚えゲー要素満載の高難易度作品だったのだが
本作品は前作プレイ済みが前提のような作りで
序盤こそ難易度が低いものの
難易度上昇カーブは前作より激しい印象。
３面あたりから本作の本領発揮といったところだと思う。
しかし、結局は覚えゲーなので
パターンさえ確立してしまえば
クリアー難易度は激的に下がる。
難易度ハードが１発死の設定となっているのも
あながち無茶な仕様ではないと思える。

面数は多く、それぞれの面の演出も豊富。
本気で作られた作品で
細かい部分まで良く動くし、雰囲気も出ていると思う。
ネームバリューに負けないクオリティを持った名作。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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