千年戦争、という名前がふさわしい
勝負がつき難い
落ち物パズルゲーム。

攻撃方法がまどろっこしく、
ボンバーマンの色をそろえて消すと
下からボムが出てきて、
それを火のついた爆弾で消すと
相手に焦げボムが送られる。

大連鎖すると、
自分のところにたくさんの
ボムが競りあがってくるのは
違和感がある。
（敵にはこの時点では
ボムは送られない）

また、火のついたボムは
落とした瞬間に火がついて
否応なしに攻撃してしまうため
タイミングが取りづらい。
火のつかないところに
落とせばよいのだが
時間が経つと火力がアップするため
そうもいかない。

「デカ爆」を落として消しても
攻撃できるが
こちらは落としたり消したりして
ゲージを溜めなければならず、
こちらの攻撃も
タイミングが取りづらい。

結局、対戦とはいえ
地道にこつこつと
消していくしかない。
攻撃のタイミングが取れず、
連鎖しても直接攻撃できないため
攻撃しようとするとイライラがつのる。

また、勝負の判定が甘く、
上まで積みあがっていても
１回は必ずブロックを落とせる。
これがデカ爆だったり
火のついたボムだったりすると
勝負は振り出しに戻る。

一気にブロックが下がるので
勝っていても容易に
勝負を振り出しに戻される。

これを爽快感があると見るか
イライラすると見るかは
人それぞれだが
私は
コンピュータ戦に１５分以上費やしたので
イライラがつのった。

グラフィックは良く、
音楽は素晴らしい。
ステージごとに
音楽が違うのは豪華で
敵の声もそれぞれ違う。

また、このゲームは
ＥＡＳＹモードですら
鬼のように敵が強い。

全１６面。
１２面が表示されているが
その後も続くし
１試合が長いので
プレイするときは気合が必要だ。

ＨＯＷＴＯＰＬＡＹがあったり
５人まで対戦できたり
「ボバる寺」という
問題を解くモードがあったりと
内容は豪華なのだが
肝心のパズルのルールが
イマイチなのが残念。

ゲームルール以外は
良く出来ていると思う。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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